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*砥部焼とは

砥部焼(とべやき)は四国・愛媛県の伊予郡砥部町を中心に作られている
ぽってりとした白磁に藍色の染付けが魅力の伝統的なぬくもりある和食器です

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■焼き物の里・砥部町

「みかんと焼き物の町」砥部は、愛媛県松山市内からバスで南へ40分の山合いにある小さな町。町を散策するとあちこちに窯元があり、焼き物の町らしい風情をかもしだしています。


■長年愛され続ける・砥部焼

安永6年(1777)。藩主加藤泰時が産業を盛んにし、藩の財政をたすけるために磁器生産を思いついたのが、砥部焼のはじまりです。砥部町で産出されていた良質の砥石・伊予砥の砥石屑を原料として砥部地方の窯業は発展していきました。砥部焼の白磁は真白でもなく黄ばんでもおらず、独特の落ち着いたあたたかみがあります。その素朴な形と味わいある色は、長く人々に愛され続け、昭和51年(1976)には伝統工芸品の指定を受けています。現在では100近くの窯元たちが時代にあった工夫とデザインを重ね、さらに発展を続けています。

*砥部焼を使おう

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■砥部焼は磁器の器です。

陶磁器には原料の違いにより、主に「陶器」と「磁器」に性質が分かれます。

陶器とは

「土もの」といわれる陶器の原材料は陶土です。焼成温度は磁器よりも低く、約1200度程度。素地に空洞があるため軽く、地肌は素朴な深みがあり味わいがあります。しかし、低温で焼くため割れやすく、素地は吸水性があるため、使用前に水に浸したり(食べ物のしみを防ぐため)使用後もよく乾燥させるなど丁寧な扱いが必要となります。代表的なものに益子焼、信楽焼、萩焼などがあります。

磁器とは

一方、砥部焼は「陶器」ではなく、「磁器」にあたります。磁器の原材料は陶石で、焼成温度は一般的に高く、1300度前後なっています。素地は細かく高温で焼くためかなり硬くなります。原料に鉄分が少ないので、美しい絵付けが映えるなめらかな白い地肌が特徴です。砥部焼のほかに代表的なものは九谷焼、有田焼など。

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■砥部焼の魅力

あたたか味ある地肌の「陶器」と比べて「磁器」というと冷たいイメージがありませんか?砥部焼は「磁器」ですが、象牙色のあたたかみある白磁なので、冬でも冷たさを感じさせません。厚手でぽってりとした重量感、深みある白磁の肌に、味わいある素朴な藍色の絵付けが魅力。色絵付けがほどこされることもあります。和食器のなかでも特に丈夫といわれるほど、強く扱いやすいのですが、その分、重たいのが欠点だともいえます。でも、愛用していくうちにその重たさが「頼もしさ」に変わってくるから不思議です。

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■気軽に・砥部焼

使いたいときにさっと使え、丈夫で扱いやすい。砥部焼は長年愛用でき、使うたびに心をなごませてくれる「まいにちの器」にぴったりの和食器です。

●「陶器」のように煮沸など特別なお手入れの必要はありません
食器洗浄機もご使用できます。茶渋などの取れにくい汚れが付いたときも台所用漂白剤が使用できますので、つけ置き洗いをすればピカピカに。
●ほとんどの砥部焼は電子レンジのご使用が可能です。(金彩が入ったものはお避けください。)
●藍色の絵付けだけのものでしたら、オーブンも使用できます。(その他の色は上絵付けのため、変色の可能性があります。)

  ※金属たわしのご使用は表面に細かなキズが入ったり、上絵付けが剥れるおそれがありますのでお避けください。